V6の岡田君が好きでした

日本に生まれ育った女子なら、都会育ちだろうと田舎暮らしだろうと、体育会系だろうと文化系だろうと、ジャニーズファンという時期を一度は経験するものだと思います。
その時期や年齢、期間は人それぞれ。一時大好きになっても、その後は俳優や他のアイドル、海外アーティストに移っていく人。
10年、20年とひとつのグループや一人のジャニーズメンバーを追いかけている人、同じジャニーズの中で次々とファンを増やしていく人・・・。
私の場合は、中学校の3年間、一人のジャニーズメンバーに夢中でした。
その人は、V6の岡田准一です。
当時バレーボールの世界的な大会が日本で開催されることがあり、その試合前には必ずジャニーズのステージがコートの上でありました。
テレビ放映でそれを見ていて、一瞬にして彼に目が釘付けになったのでした。
それまではジャニーズには興味が無く、他のアイドルにも心引かれたことはありませんでした。
それが、歌って踊る彼を、しかも小さなテレビの画面を通して見ただけなのに。
今でも忘れないそれは彼らのデビューの時でもありました。
デビュー曲の「Music For The People」はテンポも良く、意思の強さや男らしさを感じる曲でした。
当時の岡田君は同世代の森田剛、三宅健と比べても小柄で、センターパートにした前髪は目にかかり、「気の弱そうな男子」に見えました。
しかし、いったんステージが始まると、そのまなざしは強く、とてもかっこよかったのです。
他のジャニーズファンと話をしていて、彼が他のメンバーと仲たがいをしている、とかいじめられているなんていうウワサを耳にしたときは、思わず涙を流してしまうほどでした。
岡田君は同世代の他の男子とは比べ物にならないほど落ち着いていて、どこか育ちの良さを感じる雰囲気で、見に回りにいる男子(岡田君と同世代)がガキに見えてしまうほどでした。
そんなところにも惹かれた理由はあると思います。

誕生日に岡田君の写真ハガキをもらって大喜びし、CD特典のポスターを広げて眺めてはうっとりし、そして人生で初めてコンサートに行ったのも、V6でした。
同世代のV6ファンのほとんどは、森田君や三宅君のファンでした。
その中で岡田君が好きというと、「なんで?」なんて返されることもありました。
大人になるにつれて、少しずつ距離ができてしまいましたが、昨今の俳優岡田准一の活躍には、眼を見張るものがあります。
「私の目に狂いは無かった。胸を張って彼のファンであったことを言えるのが、今では嬉しいです。